伝統から未来へ
わたしの「好き」が未来を変える
芸術では古典から現代にいたるファインアート。工芸ではガラスや陶芸。デザインではヴィジュアルやイラスト、プロダクトを学びます。学生一人ひとりが自分自身の興味を育み、専門性を高めると同時に、学際的かつ、実務的なスキルを身に付けます。
デザイン芸術学科Design & Arts
”2024年4月より「芸術学科」として生まれ変わりました”
NEWS
アート&サイエンスが
「わたしの学び」を変える
ここにしかない学びと出会う学科の特徴
2領域6分野を自在に横断。
専門性と総合性を身に付ける。
デザインとアートという2つの領域において、6つの造形分野を学ぶことが可能。興味のある領域・分野の学びを自由に組み立てて学ぶことで、各分野の専門性とすべての分野を横断する総合性を養います。また、その両面を備えるからこそ可能になる、新たな価値創出に向けた理論と実践的な手法を学びます。
6つの造形分野が育てる専門性と総合性
産学官連携で磨く実践力と就業力
3年間を通して行う総合プロジェクトでは、企業や自治体と連携。地域や社会に基づくテーマに取り組み、実践力と就業力を磨きます。
美術教諭などの資格が取得できる
関係科目の履修により、中学校・高等学校教諭一種免許(美術)や博物館学芸員など、さまざまな公的資格を取得できます。
学びを究める分野紹介
イラストレーション
豊かな表現力と構想力を育て、幅広い媒体で活躍できるイラストレーターを目指します。イマジネーションを視覚化し、社会へと発信するイラストレーションを学びます。広告、装幀、雑誌、絵本、Web、アニメーション、キャラクターや雑貨、そしてアートと、幅広い分野で活躍できる豊かな表現力と技法を探究します。
ビジュアルデザイン
想像力と造形力を養い、「考える力」を育て、あらゆる問題に柔軟に対応できる創造性豊かなデザイナーを目指します。グラフィックデザインや立体表現など、幅広いビジュアルコミュニケーションを学びます。ポスター、雑誌などの印刷媒体からWebサイト、モーショングラフィックスなどのデジタル媒体までを扱い、広告やブランディング、パッケージ、サイン、エディトリアルといった視覚情報伝達の設計方法や最適な表現方法、媒体を探究します。
生活プロダクト
感動と共感を生むデザイン力を育くみ、新たな生活文化を提案できるデザイナーを目指します。生活雑貨や家具、家電、情報端末など製品(プロダクト)のデザインと、これからの社会に不可欠なユニバーサルデザインやエコデザインを学びます。人々の生活や気持ちに寄り添い、感動を生む表現や形、そして新たな生活文化をつくるデザイン理論や実践プロセスを探究します。
造形芸術
日本画、油彩画、版画、彫刻の古典技法から、現代の素材を用いる技法まで学びます。絵画制作では膠(にわか)、和紙、顔料、筆、キャンバスなど専門性の高い素材や道具とそれらを用いた表現の研究に取り組みます。彫刻制作については、塑造(そぞう)技法を中心にさまざまな素材を用いた表現および各種キャスティング(型取り)技法などを含めた本格的な彫刻制作を追求します。
工芸
ガラス工芸、陶芸などさまざまな技法の研究ができます。ガラス作品の制作では吹きガラス、カット、研磨、接着など幅広い技法と表現とを学びます。陶芸作品の制作では、各地の陶土·釉薬を研究し、ろくろ、手練り、板練り形成などを学び、炎芸術の深い世界を追求します。
現代アート
現在のアートシーンを理解するため、アートの文脈、歴史、構造、実技を学びます。文脈では理論、歴史ではコンセプチュアルアートを源流とし現在まで、構造では主に国際展を概観します。実技では現代絵画、写真、立体、インスタレーション、ビデオ、パフォーマンス、社会と関与するアートについて学びます。これにより現在のアートシーンを総合的に理解し、社会との相互関係を読み解くことで今後のアートの展開を探求します。
学びに最適な環境を施設設備
ZONE
(デザイン芸術学科の特設ギャラリー)
予約をすれば、誰でも使うことが可能です。約10mの壁が2ヵ所と2mの壁が使え、スポットライトも設置されています。
ガラス室
吹きガラス専用の1000度を超える溶鉱炉、坩堝を備えた施設や、カット、研磨、接着ができる2つの教室を備えています。
油画室
絵画に関する古典技法として、グレーズ技法、スカンブル技法、インパスト技法、ハッチング技法から、現代のドリッピング技法、ミクストメディア技法、コラージュ技法までを学ぶことができます。
先輩たちのリアルボイスインタビュー
SNSやイベントをフル活用
めざすは、自分発のトレンド!
クリエイティブの力でお客様の課題を解決する。
岡山市内の広告代理店で、アカウントプランナー・デザイナーとして勤務しています。扱う広告の種類は、グラフィックに加えてwebや映像などさまざま。私自身がデザインを行うこともあれば、社内の専門メンバーや、社外のクリエイターさんに制作を依頼することもあります。私は、お客さまを訪問して課題などをお伺いし、解決策を提案する役割も担っています。目標を達成するためにはどのメディアを使い、どんな表現をするといいのか。それを考えて、社内外のメンバーと一緒にカタチにしていく仕事だと言えます。
ここで役立っているのが、学生時代の経験です。専攻したグラフィックデザインでは、自分の思いを表現するアートと、相手の思いをカタチにするデザインとの違いを学びました。倉敷市と連携した活動ではその学びを実践し、コンペで受賞することができました。サークルのメンバーなど、自分とは違った考え方を持った人と接する機会が多かったことは、お客さまやクリエイターさんとのやりとりに必須のコミュニケーション力を磨いてくれました。
当社には建築部門もあります。自社で建ててオープンさせたカフェをイベントやSNSなどでPRし、話題のスポットにする。そのような、いちからトレンドを生み出す仕事をすることが、今の目標です。
Q 趣味・特技は?
魚を飼うこと
映画のキャラクターになったクマノミやナンヨウハギなどを飼っています。
Q 今夢中になっていることは?
ストレッチ
座り仕事になりがちなので、すきま時間に体をほぐしています。
Q お気に入りのアプリ・アイテム
Instagram
仕事に役立つトレンド情報をチェックしています。
「面白い」のその先へ
ゲームならきっと、できるはず。
1日8時間作品と向き合い、プロへの道を切り開く。
倉敷芸術科学大学では、現代アートというまったく知らなかったジャンルや、3DCGという可能性に満ちた表現手段と出会うことができました。3DCGを使ったアニメーション制作の世界に進むと決めてからは、1日8時間を作品づくりに費やしました。これだけ没頭できたのは、「やりたい道に進みなさい」と応援してくれた先生方のおかげでもあります。
現在は「Blender」という3GCD制作ソフトを使って映像やVR、メタバースを作る会社に所属し、モデリングというパートを担当しています。ここで活きているのが、学生時代の作品づくりの経験です。キャラクターをつくったり動かしたり、映像の中に配置したりという全体のプロセスを知っていることは、モデリングという全体の中の一部を担当する上で、私独自の強みになっています。また、現代アートに取り組むことで培ったコンセプトや本質を考える力は、シンプルながらも効果的な表現方法や仕事の進め方に活かされています。
将来の目標は、ゲーム制作に携わることです。単に面白いだけでなく、プレーヤーの共感を呼び起こし、何らかの行動へ結び付けられるような表現が盛り込まれたゲームを、世の中に送り出したいです。
Q 趣味・特技は?
食べ歩き
東京は雪崩れるように人が行きかいするので、時間や敷地面積なども含め、買い食いできるタイプのお店がたくさん出ています。なので休日は散歩に出て食べ歩きをしています。
Q 今夢中になっていることは?
仕事
日々実力アップのため、努力しています。
Q お気に入りのアプリ・アイテム
会社で使っているコーヒーカップ
毎朝一番乗りしてコーヒーメーカーを掃除し、お気に入りのカップにコーヒーを入れ、仕事に取り掛かる。その日課とアイテムを気に入っています。
卒業生の実績数字で見る(資格・就職)
卒業後の私をイメージするモデル進路
高校教員
中学校、高等学校の美術教員となり、芸術全般の指導を行う人材を育成します。教育機関や地域社会でも芸術の楽しさや大切さを広く社会に伝える教育者・指導者としての心と力を養います。
美術館学芸員
学芸員を目指す学生たちは、博物館(美術館)資料の収集、保管、展示及び調査研究を積極的に活用することで、展覧会の構想や設計に関するスキルを身につけます。また、教育、文化普及プロジェクトを通して地域と連携·協働して人づくりや地域づくりにコミットする力も養えます。
アーティスト
知性と感性、そして技術を養うことで、アーティスト、デザイナーとして自己表現を通して作品を生み出し、人々をつなげ、世界と対話する力を身に付けます。
学びを積み重ねるカリキュラム
人々の心を動かす、
クリエイターとして
アートには限りない可能性があります。絵画、立体、映像……と、いろんな方法で人々の心を大きく動かすことも、世界を変えることもできるでしょう。本学部では、優れた創造性と深い専門知識、確かな技能に加え、豊かな人間性を育み、一人ひとりの個性を伸ばします。そして、さまざまな産業をはじめ行政や教育機関などでも活躍できる、未来のクリエイターを育てます。
領域を横断して実技、歴史、理論を学び、確かな基礎を築く。
デザイン領域とアート領域の6分野から興味のある科目を選択し、幅広く分野ごとの基礎を学んでいきます。
演習科目を幅広く学び、専門性を見極める。
アートとデザインとの新たな結び付きを見出し、領域を超えた可能性を実践と学術研究を通じて追究します。
専門分野を選択。実習を通じて高度な学びに取り組む。
自身の可能性を最大限に広げる学びを組み立てるため、専門領域を選択することで、個性と目標に沿った学びを行います。
4年間の集大成としての卒業制作へ取り組む
これまで学んできた専門領域の展開の跡付けと、現在までの到達点を明らかにし、卒業制作を行います。
第一人者から学ぶ教員紹介
学科での取り組み学科オリジナル
ART&SCIENCE