生命医科学科
Medical
Life Science
生命医科学科
生命医科学科
細胞検査士「がん細胞」や「がん細胞に進展する細胞」を見極める"がん細胞のスペシャリスト"で、がん死亡率の高い日本では必須職種です。
臨床検査技師「血液や尿などの検体」や「人体」から正確な濃度や体内情報を計測する"検査のスペシャリスト"で、コロナウィルスのPCR検査も行う需要の高い職種です。
教員(専門学校、大学)細胞検査士・臨床検査技師の資格を取得し、さらに臨床現場で活躍する学生を輩出するために、検査の基本から実践的な知識・技術を伝授します。
- 研究職
取得可能な資格
- 細胞検査士
- 臨床検査技師
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01
「細胞検査士」と「臨床検査技師」の
ライセンス取得可能最新の医科学を理解し修得することにより、医療・研究分野で活躍できる有能な人材の育成をめざします。
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02
病院勤務20年以上の専任教員6名ら
による手厚い学習支援、就職支援細胞検査士3名と病院勤務20年以上6名らの専任教員によって学習から就職まで支援します。
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03
在学中に超音波検査技術の
修得可能専門の知識と技術を必要とする超音波検査。「超音波技術者育成ゼミ」を通して即戦力の力を養います。
[ 4年間の主な学び ]
「細胞検査士」と「臨床検査技師」の2つの資格を4年間で取得できる、全国でも数少ないダブル・ライセンス取得カリキュラムを構成しています。
ダブルライセンス取得可能
細胞検査士
がんなどの疾患を細胞レベルで検査する専門家。日本臨床細胞学会が認定する試験にのぞみ、資格取得をめざす。
臨床検査技師
血液や尿などの検体検査と臓器の動きや機能を調べる心電図検査や超音波検査などの生理検査を行う専門家。国が認定する国家資格取得をめざす。
1年次
基礎医学と一般教養を広く学ぶ
細胞検査士・臨床検査技師に必要な教養と基礎医学について学ぶ。病院や検査施設を見学し臨床検査を実感します。
2年次
臨床検査学に関する基礎知識・技術を修得
臨床検査に関する専門知識・技術を修得。2年次から細胞検査に関する教育が始まります。
3年次
臨床検査学に関する専門知識・技術を修得
臨床医学をさらに深く学び、後期の3ヶ月間は病院実習にて検査業務を経験し、医療現場における技師の役割や技術を学びます。
4年次
ゼミコースと細胞診コースに分かれて
最先端の医療を学ぶ
ゼミコースでは自ら決めたテーマで研究を進め、結果に導きます。
細胞診コースでは細胞検査士資格取得に向けて専門の知識・技術を学びます。
[ ピックアップ授業紹介 ]
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細胞診断学特論
全国でも本学科しかない教育用顕微鏡で教員と一緒に細胞を観察し、良性・悪性を見極めます。
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臨床血液学実習
貧血状態や血液細胞の状態を診断するための検査を行う。病院で担当していた教員が指導しています。
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細胞学総論Ⅰ・Ⅱ
細胞検査士資格取得に必須の科目。細胞の形態学的特徴を学び、標本作製の知識も修得します。
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病理学実習
病気の成り立ち、展開、回復に至る過程を各臓器別に修得し、組織・細胞の形態学的変化を把握します。
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臨床生理学実習
病院での重要性が高まる超音波検査。実習を通して技能と患者への接し方を身につけます。
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臨床化学実習
メタボリックシンドロームや糖尿病の状態を診断するための検査法について技術を学びます。
在学生の声
細胞の姿を読み解き、
患者さんの命を救う
生命医科学科 4年次 菊竹 萌さん
福岡県立朝倉東高等学校 出身
ドラマ『フラジャイル』で描かれていたのは、患者さんの状態を細胞レベルで判定し、命を救っていくという世界。自分も同じような人になりたいと思いながら大学選びをしていたところ、がんの早期発見や診断に貢献している細胞検査士というスペシャリストの存在を知りました。この学科では臨床検査技師と細胞診断士の両方を目指すことができるので、倉敷芸術科学大学への進学を決めました。
授業では実際に細胞を顕微鏡で観察し、大きさや色の違いから正常か異常かを判断する訓練をしています。とてもむずかしいのですが、判断次第で治療方針や手術内容が変わることもあります。それはまさに、ドラマで憧れた世界そのもの。一歩ずつ、夢に向かって前進しているんだと実感しています。
実は私は高校時代は数学や生物が苦手でした。それでもしっかりと学べるのが、この学科のすごいところ。特に先生との距離が近く、疑問や不安があるときはていねいにフォローしてもらえることがありがたいです。学生1人ひとりの顔と名前を覚えてくれていて、先生から積極的に話しかけてくれるので、安心して学べますよ。
学びの環境が充実。
すべてが夢に直結している!
生命医科学科 4年次 松江愛花さん
山口県・誠英高等学校 出身
身体のつくりや病気の種類とメカニズムなど、大学での学びは専門的なことばかりです。クラスメイトとペアになって心電図を取ったりエコーを当てて体の中の様子を見たりと、実技も実際の検査と同じことを体験できます。覚えることが多くて勉強は大変なのですが、学びの1つひとつが実際の仕事に直結していると感じられるから、とても充実しています。実習機材の数が豊富なのでたっぷりと時間をかけて練習ができるうえ、先生方がとても親身になって指導をしてくださることも、この学科の魅力です。
カリキュラムは、覚えることをきっちりと覚えていけば十分な知識や技術が身につくように設定されています。生物が苦手だった私も、先生方に励まされながら国家試験に向けて勉強を積み重ねることができています。
臨床検査技師をめざすようになったのは、祖父ががんを患ったことも理由の1つです。「もっと早くがんを発見できたら」と思ったあのときの気持ちを忘れず、医師に信頼され、患者さんに貢献できる臨床検査技師になることが目標です。
三宅 康之臨床細胞学/病理学
川崎医科大学附属病院で24年勤務。病院病理部で細胞診・解剖・組織検査を行い、国際細胞検査士資格を有する。
泉 礼司循環機能検査学/超音波・画像検査学
川崎医科大学附属病院で29年勤務。24年間、生理機能検査として心電図・心臓超音波検査を行い、超音波検査士を取得。
渡部 俊幸血液検査学/輸血・移植検査学
岡山大学病院で34年勤務。血液検査、骨髄検査、輸血検査を行い、認定骨髄検査技師の資格を有する。
藤本 一満臨床化学/生化学
天理よろづ相談所病院と付設の専門学校で30年勤務、(株)ファルコバイオシステムズで8年半勤務し、一級臨床検査士(臨床化学;全国で34名)を有する。