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学科の特徴

学科の特徴

生命科学科
「環境生命科学科(仮称)」に名称変更予定*

環境問題に挑む人 材を育成!
自然と社会をつなぐ新たな学びで、持続可能な未来へ


*2025年4月より「環境生命科学科(仮称)」に名称変更予定(構想中)
*名称変更計画や学科名称は予定であり、変更となる可能性があります。

生命科学科

Life
Science

生命科学科
環境生命科学科(仮称)*

目指す職種

生命科学科
環境生命科学科(仮称)*

商品・化粧品会社の開発

商品・化粧品会社の開発消費者が求められるイメージや機能を整理し、コンセプトや要素を加えることで新たな商品としての価値を高めます。

バイオや環境の研究

バイオや環境の研究生物や微生物の生態を分析・解析を行うことで、環境科学などの新技術などを修得し社会に還元します。

中学・高等学校の理科教員

中学・高等学校の理科教員中学校、高等学校で専門教科を教えるほか、生活指導、進路指導などさまざまな指導をします。

  • 商品・化粧品会社の開発
  • バイオや環境の研究
  • 中学・高等学校の理科教員
  • 水産生物の飼育・管理・養殖の研究  など

取得可能な資格

  • 中学校教諭一種免許状(理科)
  • 高等学校教諭一種免許状(理科)
  • 学芸員

学科の特徴

  • 01

    化学、生物、工学など
    幅広い分野を学べる

    生命メカニズムの解明や、美容、食料、環境などへの応用をめざし、幅広くライフサイエンスを探求します。

  • 02

    低学年からめざす分野の
    研究室で研究ができる

    「生命科学ゼミナール」の実習で、各研究教員の指導のもと、研究に取り組むことができます。

  • 03

    教員に相談しやすい
    アットホームな雰囲気

    教員との交流が多く、勉強以外についても教員に相談しやすいアットホームな雰囲気のある学科です。

[ 4年間の主な学び ]

フィールドワークを通して自然環境や生物多様性に触れ、近年の環境問題の解決に取り組めるスペシャリストをめざす「生態環境学系」と、ラボワークを通して様々な産業へと発展可能な科学技術を学ぶ「バイオエンジニアリング系」の2つを柱としています。

選べる2つの系統

生態環境学系

魚類を主とする水生生物を研究対象とし、分類学、形態学、遺伝学、保全学などを広く学べます。フィールドワークを重視し、瀬戸内海や河川などの水圏をフィールドに調査研究を行います。

バイオエンジニアリング系

有機ケイ素化学、美容医工学、微生物学、天然物化学など様々な分野について学びます。各分野の専門知識を習得するとともに、活発な研究活動を通して新しい化学製品の開発などに着手。産業へ発展可能な科学技術を身につけます

1年次

基礎を養う

生物、化学、工学など様々な分野の講義や実績を通して、ライフサイエンス研究の基礎知識を修得します。

2年次

専門分野に関する知識を深める

3年次後期の研究室配属を意識した各専門分野の科目を修得します。

3年次

目指す系統を決め、卒業研究の準備を開始

後期は研究室に配属、さらに専門性を高め、基礎知識を研究に応用しライフサイエンスの可能性を模索します。

4年次

研究室に所属し、卒業研究に取り組む

卒業研究で資料の収集、調査・実験、データの解析といった一連の作業を経験することは、就職や大学院進学に役立ちます。

[ ピックアップ授業紹介 ]

  • 生命科学基礎実験

    生命科学基礎実験

    4つのグループに分かれ、各研究室の専門分野に関する色々な基礎的実験を体験します。

  • 生命科学実験

    生命科学実験

    実験を通して生命科学に関する基礎的な知識を身につけることができる大切な科目です。

  • 生命科学ゼミナールⅠ〜Ⅳ

    生命科学ゼミナールⅠ〜Ⅳ

    学生の要望に応えて、やる気次第で1年生後期より自分がめざす分野の研究に触れられます。

  • 医用機器学概論

    美容機器学概論

    美容機器の全体像を理解し、その役割を修得します。

  • 食品機能学

    食品機能学

    各種疾患にかかわる生理活性物質の性質、機能性食品の開発などを学びます。

  • バイオテクノロジー

    バイオテクノロジー

    バイオテクノロジーの基礎について、技術的な側面から解説し、産業への応用について学びます。

在学生の声

謎の化合物が誕生!?実験と分析がおもしろい!

化学への興味を追究。
自分の「得意」も見つかった

生命科学科 4年次 井上真穂さん
島根県立大田高等学校 出身

高校時代に将来は化粧品メーカーや製薬会社で働きたいと思うようになり、専門的な勉強ができる倉敷芸術科学大学への進学を決めました。

在学生の声1

いま、力を入れているのは卒業研究です。狙いを定めた化合物を作り出すために化学式を検討し、条件を変えながら実験を行っています。ところが、なかなか思ったものが出来上がらない。むしろ想定外のものが出来上がってばかりなので、「何ができたのか」を分析し、それが出来上がった理由の仮説を立てては実験で検証するという繰り返しです。このプロセスが私にはとてもおもしろいです。「実際の素材開発もこうやって行われているんだろうな」と思ってワクワクしながら、研究に取り組んでいます。

在学生の声1

研究や授業での実験は、チームで行っています。自分が担当する役割に責任を持ちながら、みんなで議論したり協力しながらゴールに向かっていくことは、仕事に通じる部分も多いです。細かい作業の繰り返しが苦にならないという、自分でも気づいていなかった「得意」と出会うこともできました。これを活かして、化学系のメーカーで品質管理の仕事に就くことがいまの目標です。

大好きな魚に囲まれ、学びに没頭しています。

「プチ水族館」を企画。
施設での学びが活きた!

生命科学科 4年次 伊崎永久さん
兵庫県立豊岡高等学校 出身

小学生のころからとにかく魚が好き。そんな私にとって、魚の飼育方法や魚が暮らす生態系など、魚のことを専門的に学べる生命科学科は最高の環境です。2年次からは授業の一環で、魚を採取して生態調査を行っています。体の形や色などから種類を特定する「同定」という作業はとてもむずかしいのですが、先生は一発で見分けてしまう。先生に指導してもらいながら、僕も腕を磨いているところです。

在学生の声2

所属するゼミでは、企画展として「プチ水族館」を作りました。レイアウトや展示の順路などを考え、見に来る人に楽しんでもらえるように工夫しました。このとき役立ったのが、「博物館見学」の授業です。学芸員の資格取得に向けた授業なのですが、美術館や水族館を訪問し、バックヤードを見せてもらいながら職員の方のお話をうかがいました。展示のおもしろさはもちろんのこと、見やすさや安全性など、様々な角度から考えて展示を行っていたことを思い出して、プチ水族館を作りました。

在学生の声2

倉敷市は海も山も近くて、アウトドア好きな人には理想的な場所です。自然を満喫しながら、大好きな勉強に打ち込むことができます。

教員紹介

ケイ素(シリコン)/有機元素化学

仲 章伸ケイ素(シリコン)/有機元素化学

広島大学大学院工学研究科博士課程後期修了 博士(工学)
ケイ素に関する研究成果を海外の学術論文誌に100報以上発表している。

香気成分/天然物化学

岡 憲明香気成分/天然物化学

岐阜大学大学院連合農学研究科博士課程修了 博士(農学)
香気成分を始めとするの天然物の機能性を研究している。

人工透析/腎臓内科学

楢村 友隆美容医工学/血液浄化学

九州保健福祉大学大学院保健科学研究科博士後期課程修了 博士(保健科学)/ 臨床工学技士
脱毛や幹細胞電気穿孔導入(エレクトロポレーション)など、美容に関わる医工学分野全般を専門としており、美容機器の開発も行っている。活動は日本臨床工学技士会代議員、美容クリニック顧問、など多岐に渡る。

魚類の形態・生態/魚類学

山野 ひとみ魚類の形態・生態/魚類学

近畿大学大学院農学研究科博士後期課程単位取得満期退学 博士(農学)
岡山県高梁川水系、瀬戸内海備讃瀬戸海域を主なフィールドとし、魚類を中心とした水生生物の研究を進めている。