卒業制作Graduation Works
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2022
加計勉大賞 / 買い上げ
總
模様を描いたガラスに、布のようなひらめきを持たせた作品を制作しました。ガラスに限らず「あるものを別のものに見立てる」という考え方が好きで、これまでもその考えを基に制作することが多かったです。また描画も好きなため、卒業制作ではこの2つを織り交ぜた作品に挑戦しました。ガラスという素材がもつ透明感や繊細さを活かしつつも、「本当にガラス？」と見る人に思ってもらえるような作品になっていれば幸いです。
板野 尚美
H 350 × W 350 × D 420 mm 他2点
ガラス（フュージング、 スランピング）
加計勉優秀賞
風海彩
私の卒業制作作品は、「今治港開港100周年記念事業」にて上映するプロジェクションマッピング作品です。投影場所は愛媛県今治市にある玉川近代美術館様です。今治港の荘厳な歴史を振り返りつつ、気分の上がるポップで綺麗でカラフルなアニメーションでもって100周年を祝う４分34秒の映像を作りました。何度かマッピング作業と投影テストのために現地を訪れ、投影イベントの際には100名以上の方に来館していただきました。
清水 友梨香
投影建築物(玉川近代美術館)
H 6,000 × W 30,000 mm
プロジェクション、マッピング
加計勉奨励賞
備前磁器 備前焼作家 石田和他の挑戦
”備前焼作家 石田和也 ”伝統的な備前焼を人間国宝の元で学び、螺法という完全独自技術を開発した焼物作家。現在、彼は「備前磁器」という新たな焼物の試作を続けていた。3年ぶりの備前焼まつりに向けて石田和也の挑戦が始まる。
加藤 優衣人
11分30秒
ドキュメンタリービデオ（映像 Premier Pro、After Effects、Photoshop 、Illustrator）
加計勉奨励賞
The Space Mining
うさぎと宇宙をコンセプトにしたスペースアドベンチャーゲームです。複数のゲームジャンルを使って表現する自分の世界をテーマに作成しました。新しいツールアドオンやモディファイアを積極的に使用した、ある意味挑戦的な制作で、色々なスキルアップに繋がる楽しい経験となりました。
城木 優香
H 1,080 × W 1,920 pixel / H 2,500 × W1,800 × D1,000 mm
3Dアドベンチャーゲーム（Unity、Blender）
倉敷市長賞
蓮の中
初めて連島の蓮根畑を見た時、葉の大きさと密集具合の風景に驚いた。今回は葉ではなく茎に注目し、その時感じた蓮林の不気味で不思議な空気と、どこか綺麗だと思える感覚に興味を持ち、大学４年間の中で特に印象に残っていたためこの蓮根畑を描いた。そして、蓮が枯れ収穫された後や植える前の水面が夕日に当たりキラキラと輝いている景色も表現したく、蓮根畑は季節問わず魅力があるということを表現している。
櫤本 望聖
H 1750 × W 3,400 mm
日本画（屏風、白鳥の子紙、墨）
山陽新聞社長賞
自分らしい生き方について~発達障害グレーゾーンの 方に向けて~
絵本「きつねくん旅に出る」
この絵本は発達障害グレーゾーンの方や今「生きずらい」と感じている方が「自分らしい生き方」について考えるきっかけになればと思い制作しました。この物語の主人公のきつねくんは上手くコミュニケーションが取れず部屋の中にこもっています。大切にしていたぬいぐるみのタコさんが突然動き出し、外へと連れ出してくれます。さまざまなお店を訪れ今まで感じなかった感情を経験し、きつねくんが少しだけ成長する物語です。この制作を通して発達障害について学び自分自身のことや周りの人の気持ちについて考えることが出来ました。
横山 菜南子
絵本 H 180 × W 190 mm / タペストリー 4枚 H 1,900 × W 800 mm / 動画 4:30分
絵本（Procreate, Photoshop, Illustrator）
岡山大学薬学部長
Water Word Wizardry
「水」と「言葉」という2つの身近な存在にスポットを当て、8枚のポスターを制作した。当たり前が故に意識しないものの向こう側には、私たちの知り得ない新たな「魔法」があるということを、この作品を通して伝えたい。
宮本 楓
B1ポスター 8点 H 1,030 × W 728 mm
パネル（Illustrator、Photoshop、デジタルプリント）
岡山大学薬学部長
セクシャルマイノリティの視点
~ちょうどいい自分が迷子です~
LGBTという単語が世間に浸透しつつある中で、やはりまだ認識の齟齬があったり男女という枠組みの根強さを感じます。この作品は多様性の在り方や素晴らしさを訴えるのではなく、あくまでも性について鑑賞者に問うものです。「多様性の本当の意味とは」「自分にとって性とはなんなのか」答えはきっと様々でしょう。そんな違いも全てひっくるめて人間って面白いなと感じてもらえれば幸いです。
脇本 麻友美
BI 1点 / タベストリー 8点 H 600 × W 1,600 mm
パネル（ibisPaintX、デジタルプリント）
芸術研究科 (修士課程)
加計美術館大賞
導電香とその応用に関 するアイデア発想
~次世代お香の形の提案 ~
お香はアジアの伝統的な文化の１つであり本質的に大きな魅力がある。これを再びより多くの人々が楽しめるようになるには、お香自体を含めたお香のあり方の見直しが必要であると考える。人間中心設計を中心にプロダクトデザインについて学びながら「新しいお香体験のデザイン」をテーマに研究する。旧来の線香や練香とは異なり、お香自体に導電性を備えた新材料（導電香を開発し、それを利用したシーンとそのための電子香炉のプロダクトをデザイン開発しました。
呉 洮豊
W 60 × D 8 mm
ペルソナ・シナリオ手法等（立体物 カーボンブラック、香原料、接着剤）
加計美術館賞
窓の向こう
岡山の瀬戸内海周辺に生息する海洋生物をモチーフに、水中の情景を様々角度から切り取って1つの画面にまとめ、小窓から覗くような形で表現した。
鈴木 香遥
H 1,340 × W 573
屏風 - 四曲一隻（日本画 木材、和紙、墨、胡份、染料、水干絵具）
加計美術館哭励賞
四季
新倉敷を背景に、私が見てきた日本の春夏秋冬を、それぞれの屏風に季節の花と四季の色彩で表現した。
沙 玉琪
四曲一隻（各）H 1,340 × W 573
屏風 - 四曲一隻（日本画 和紙、墨、膠、胡粉、岩絵具、水干絵具、セロファン）
ART&SCIENCE